lanケーブルを新設する時や模様替えなどで少し変えるときに注意すべき点があります。
基本的には通信機器の長さに合わせて適切な長さのものを用意することが重要です。接続する距離が長くなるとそれだけノイズの影響を受けることになります。できれば最短距離で配線できれば、ノイズのリスクを最低限に抑えることが可能です。そのほかにもノイズに対する注意事項はあります。特に熱源やモーター、電源ケーブルの近くにlanケーブルを配線するときには平行にならないように注意しましょう。
強い電力を使うものは大きな磁力を発生するのでノイズの原因になります。磁力は方向が決まっているので平行に置かなければ影響を低減することが可能です。近くに置くときには直交するか、なるべく角度をつけておきましょう。配線の時の固定や引き回し方法にも注意が必要です。lanケーブルは電線が使われているので曲げることで断線のリスクが高まります。そのため折り返すような急な角度での配置や結び目ができるような使い方はしてはいけません。
また、長さがギリギリだからと言って負荷がかかるような接続も避けた方が良いでしょう。強く引っ張っただけでも断線する恐れはあります。断線に至らないまでも引っ張ったことによって、長さが変わって導電の断面積が小さくなることがあります。導線は細くなると抵抗が増えて、保証されている通信速度が得られないかもしれません。一度でも負荷がかかったlanケーブルは交換した方が安心です。