lanケーブルを選ぶ時には伝送帯域についても考えてから選ぶことが大切です。
伝送(帯域)はデータを伝達するために使用される周波数の幅の広さを表す値で、Hz(ヘルツ)という単位が用いられています。Hzという単位は1秒あたりに波の数がいくつあるかを表すために用いられる単位といわれていて、5Hzであれば1秒間に5回揺れる波のことを示しているということなのです。そして、帯域は、データ伝達のために用いられる波の最小周波数と最大周波数の差になります。
そして、この値は通信速度を左右するともいわれているのです。例えば、申し込んだ通信回線のスペックに対し、思っている速度が出ていない、遅いといった時には、lanケーブルの通信速度か伝送帯域のどちらかがそうしたスピードを下げている可能性があるといわれているのです。基本的に機器のスペックについては各社の競争などで向上しているため、そうした機器を用いてもスピードが出ないという場合には使用しているlanケーブルをチェックしてみることがおすすめです。
そして、CAT5のlanケーブルだと、機器の持つ本来のスピードが十分に発揮されないケースが多いようだと言われていますので、通信が遅いといった場合にはこうしたケーブルのCATをチェックしてみましょう。このように、伝送帯域の値は通信速度と同じように考えられていることが多いということで、通信機器や回線の品質を示すための指標であるといえます。